シラヌヒ今年も実る 手探りで栽培 ― 浦河町役場

シラヌヒ今年も実る 手探りで栽培 ― 浦河町役場
浦河町役場で4個の実を付けたシラヌヒ

 浦河町が友好提携市として交流を続けている熊本県天草市の関係者から、8年前に譲り受けたかんきつ類の果樹シラヌヒ(不知火)が、今年も浦河町役場で4個の実を付けた。

 当時の商工観光課長工藤昌博さんが、天草市河浦支所長から木を譲り受けて以来、各課で育てている。

 シラヌヒは町内のスーパーなどでも、デコポンの商標で目にすることが多い近年人気の果物。果実は250グラム程度で、頭部(デコ)がこぶのように出ている。果皮はむきやすく、果肉はだいだい色で軟らかいのが特徴。シラヌヒ系統のかんきつ類のうち、高品質を保つ一定基準(糖度13度以上、酸度1度以下)を満たし、地元農協に加盟する生産者から出荷されたものがデコポンの商標で販売されている。

 温暖な地域での栽培が盛んで、熊本県の生産量が日本一。ハウス物は12月ごろ、露地物は2月ごろから出回り始め、旬は3~4月。 

 町商工観光課の真下修課長は「近くで栽培している人がおらず、栽培方法が分からないなりに、手探りで育てて毎年のように実を付けています」と話し、旧河浦町を含む天草市との縁を大事に育てている。

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