苫小牧市の岩倉博文市長は22日、定例記者会見で2023年度の新型コロナウイルスワクチン接種体制を発表した。65歳以上の高齢者など重症化リスクが高い市民を対象にした追加接種を、国の方針に沿って5月8日に開始。市内45医療機関の個別接種で12月末までに年2回打てるようにする。12~64歳は年末年始の感染拡大に備え、9~12月に年1回の追加接種を実施する。
国は5月8日にコロナの感染症法上の分類を季節性インフルエンザと同じ「5類」に引き下げた後も、ワクチンの「臨時接種」の位置付けは24年3月末まで延長。引き続き無料で接種できる。初回接種は年齢を問わず続け、12歳以上の追加接種は5月7日まで現在通り継続するが、原則年齢ごとに対応が分かれる。
65歳以上や基礎疾患があるなど重症化リスクの高い人、医療従事者らは5月8日以降、春夏の5~8月、秋冬の9~12月と期間を区切った上、年2回打てるようにした。新たに配られる接種券で申し込む。春夏はオミクロン株対応ワクチン(改良型ワクチン)を使い、秋冬の使用種類は今後検討する。
65歳以上の対象者約5万人の接種券は4月下旬以降、前回接種を終えた順に随時発送する。64歳以下で基礎疾患のある人などは、4月1日からインターネットで電子申請する必要がある。医療従事者らは職場、施設単位で発行する。
一方、12~64歳の追加接種は9~12月に1回となる。改良型ワクチンを希望する場合、5月7日までに接種を終える必要がある。
5~11歳の小児は、昨年10月に追加接種を始めたばかりのため、4月以降も随時打てるようにした。これまでは小児用ファイザー製を使っていたが、4月1日から国の承認に基づき改良型ワクチンで行う。既に3回接種を終えた小児も同ワクチンを接種できる。昨年11月に始めた11カ月~4歳の乳幼児は初回を続ける。
23年度は医療機関の個別接種のみで対応し、集団接種会場は設けない方針。24年度以降は自己負担が生じる「定期接種」に移行するとみられるためで、市健康支援課は「身近な医療機関で接種する平時の体制を維持する」と説明する。
ワクチン接種率は17日現在、12歳以上の改良型ワクチンが46・1%、小児が26・2%、乳幼児が5・2%など。12歳以上初回接種率は8割を超えたが、それ以降は長引くコロナ禍で鈍化している。同課は「新年度は時期を逃すと打てなくなる。転出入した場合も接種券が発行されないため申請を」と呼び掛けている。
















