道議選(31日告示、4月9日投開票)の告示まで1週間と迫る中、苫小牧市区(定数3)で動向が注目されていた日本共産党苫小牧地区委員会は、候補擁立を正式に断念する方針を固めた。出馬を正式に表明しているのは23日現在、自民党新人の板谷良久氏(55)、立憲民主党現職の沖田清志氏(59)、公明党新人の中村守氏(55)の3人のみ。同選挙区としては初の無投票になる可能性が高まっている。
同委は党員2人に出馬を打診していたが、23日までにいずれも断られたという。もともと2015年、19年に同区で2回連続で立候補し、敗れた松橋千春氏(39)を今回も擁立するのが既定路線だった。しかし、その松橋氏が交通事故の影響で出馬を見送ったため、候補の選定作業が難航。同委は「無風は阻止したい」と模索し続けたが、25日開催の常任委員会で擁立断念を正式に決める見通しだ。
18日に行われた立候補届け出書類の事前審査で、出席は板谷、沖田、中村3氏の陣営関係者のみ。3氏は各党の公認候補として、積極的に支援の輪を広げている。また、3氏の陣営はこれまでの選挙同様、告示後の選挙カー遊説活動を原則2時間短縮することで合意。騒音軽減などを図るため、3月31日と4月8日を除き、午前9時~午後7時の街宣活動とする予定で、事実上3陣営で戦う構図を着々と固めている。
一方、同選挙区ができた1951年以降、無投票になったことはない。51~63年は定数1を2人で争う一騎打ちとなったが、67~87年は定数2を3~5人で戦う激戦が続き、91年以降は定数3を4~6人で争ってきた。
昨年6月の苫小牧市長選では、告示直前に無所属新人が出馬を決めた経緯もあるが、無風の可能性は日に日に高まっている。
















