空気が乾燥する季節を迎え、苫小牧市内で野外での火災が相次いでいる。例年、野焼きが原因の野火が増える時期で、市消防本部は「処理基準に沿わない野外でのごみの焼却は罰則の対象」と注意喚起している。
20日午前11時ごろ、樽前の民有地でリサイクル業を営む市内の60代男性が所有するコンテナやプレハブなど計4棟が全焼する火災が発生。鎮火まで約1時間40分後を要したが、けが人はなかった。
苫小牧署などによると、隣接地の所有者の親族が現場付近で燃やしていた雑草が強風で飛散し、コンテナなどに引火したとみられている。
22日午後3時ごろには矢代町3の畑で、「野火が住宅に燃え広がりそうだ」と付近住民から119番通報があった。消防車8台が出動し、火は約30分後に消し止められたがごみ焼きの残り火が草木に燃え移り、畑を囲っていたベニヤ板を焼いた。
野外の火災は例年4~5月に多発する傾向にあるが、市消防本部は「今年は雪解けが早く、草木の乾燥が進んでいる影響もあって3月下旬から相次いでいるのでは」と話す。
市環境衛生部は「家庭や事業所から出る廃棄物をドラム缶、簡易焼却炉で燃やすことは少量でも許されない」と指摘。「焼却未遂でも罰則の対象になることがある。野焼きは絶対にやめてほしい」と訴えている。
















