苫小牧市地域福祉計画推進委員会(岡田秀樹委員長)の委員や、福祉分野担当の市職員などを対象とした講演会が23日、市民活動センターで開かれた。社会福祉法人べてるの家(浦河町)の理事長で、北海道医療大学名誉教授の向谷地生良さんが講師を務め、メンタルヘルスの切り口から目指すべき共生社会について語った。
今年度2回目の同推進委員会の会合に合わせ、市総合福祉課が実施。約50人が出席した。
向谷地さんは「心の病を抱える人は問題を起こすどうしようもない人ではなく、社会の矛盾やひずみに敏感な人と認識すべき」と主張。心が病んだ当事者が自分の経験を語り合うべてるの家の実践を紹介し、「人との対話で、病気というつらい経験が癒やされ、さらに、その経験がほかの人に役立つものにもなる」と強調した。
また、このような対話の場づくりは市民主導で進められることにも触れ、「地域のあちこちに対話の場があると、当事者の孤立化を防ぎ、共生社会の実現につながる」と語った。
















