千歳の養鶏場で鳥インフル 道対策本部会議 56万羽殺処分を開始

千歳の養鶏場で鳥インフル 道対策本部会議 56万羽殺処分を開始
対策本部会議で指示する鈴木知事=28日午前8時すぎ、道庁

 千歳市の養鶏場から27日、「鶏500羽が死んでいる」と石狩家畜保健衛生所(札幌市)に通報があり、簡易検査と遺伝子検査の結果、国は28日、高病原性鳥インフルエンザの疑いが強い「疑似患畜」と判定した。道は同日午前、高病原性鳥インフルエンザ対策本部会議(本部長・鈴木直道知事)を開き、自衛隊に災害派遣を要請するとともに、採卵鶏約55万8000羽の殺処分を開始した。道内での殺処分は今季(2022年秋~23年春)3例目で、22年4月の白老町の52万羽を超え過去最大規模となる見通し。

 防疫作業は8時間(自衛隊は4時間)交代制で、1シフトに付き道職員約120人、自衛隊約90人と関係機関・団体が行う。殺処分と埋却、鶏舎清掃・消毒作業は並行して行い殺処分に7日間、埋却と清掃・消毒に9日間を見込み、防疫措置完了は4月5日の予定。

 オンラインで参加した鈴木知事は「千歳市をはじめ関係機関と密接に連携し、迅速な防疫措置に全力を挙げるように」と指示した。

 道によると、同養鶏場の周辺半径3キロ以内にある家禽(かきん)農場4戸(約86万羽)で家禽の移動を禁止し、同3~10キロ以内の8戸(約70万羽)で同区域からの搬出を禁止する。現時点で異状に関する報告はないという。

 道は千歳市総合武道館に指揮所を開設し、千歳、安平、苫小牧の3市町の道路6カ所に消毒ポイントを設置した。

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