苫小牧市の佐藤裕副市長(68)と玉川豊一監査委員(66)が31日の退任を前にインタビューに応じ、市政に尽くした半生を振り返った。
佐藤副市長は1977年4月1日入庁。「46年間、自分なりに仕事をすることができたが、本当に苫小牧や市民のためになったのか。答えは見つかっていない」とし「評価は市民から頂いて分かるものだと思う」と話した。
技術職として河川や道路などのインフラ整備に長年携わり、副市長時代は市PFI事業等審議会の副会長として市民文化ホールの設計や運営を担う事業者選定に関わった。「市民文化ホールは中心部の活性化につながる施設になってもらいたい」と期待を寄せる。
苫小牧市には「東胆振1市4町の中心としての責任がある」と持論を述べ、「広域的な視点を持ち、新しい技術や発想を持って取り組んでほしい」と後輩たちにエールを送った。
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一般職時代、総務部関係の仕事が多かった玉川監査委員は「43年勤務したが、早かったという印象。地方自治は深くて面白く、良い先輩や仲間に支えられてきた」と語る。
印象に残っているのは、苫小牧港管理組合に派遣され、苫小牧港の管理に携わったこと。「苫小牧にとって港は欠かせないと実感した。砂浜を掘り込んで開港に至った先人の判断はすごいと思った」と言う。
監査委員は、地方公共団体の事務が適正に行われているかどうかをチェックする機関。2人の委員が公正不偏の立場で定期的に監査を実施し、結果を公表する。監査委員の役割は重要性が増しているとし、「間違っていることは指摘し、うまく市政に生かしていることは市民にきちんと伝えようと心掛けてきた」と自らの姿勢を振り返った。



















