道議選あす告示 無風一転選挙戦へ 苫小牧市区

 統一地方選の道議会議員選挙は31日、告示される。苫小牧市区(定数3)で出馬を表明しているのは、五十音順で自民党新人の板谷良久氏(55)、立憲民主党現職の沖田清志氏(59)、公明党新人の中村守氏(55)、無所属新人の西村俊寛氏(62)で、4人による選挙戦となる見通し。一方、胆振地域(定数1)で出馬を表明しているのは自民党新人の戸田安彦氏(54)のみで、無投票当選の公算が大きい。

 苫小牧市区は、板谷氏が6期目現職遠藤連氏の、中村氏が3期目現職安藤邦夫氏のそれぞれ後継者として、昨年9月に出馬を表明。現在3期目の沖田氏も同10月、4選を目指して出馬すると発表した。3氏はいずれも各党の公認候補として、分厚い支持層を基盤に政策などを浸透。今年2月までに事務所開きを済ませ、公約を示すなど着々と態勢を整えてきた。

 一方、2015年、19年と新人候補で臨んできた共産党苫小牧地区委員会は、今月27日に擁立断念を正式に機関決定した。同区として初の無投票が現実味を帯びる中、昨年6月の苫小牧市長選で無所属新人として立候補し、落選した西村氏が出馬の意向を表明。その市長選と同様、無風の気配が直前に一転し、選挙戦へとなだれ込む異例の展開になる見通しだ。

 板谷氏は告示日の31日、午前9時から旭町の事務所前で出陣式に臨み、第一声を上げる。初日は市内全域を隅々まで遊説し、選挙中は街頭演説や集会を開いて支持拡大を目指す。昨年9月の出馬表明以降、経済界を中心に支援の輪を広げており、板谷氏は急転直下の選挙戦も「(選挙戦が)急に決まったが想定はしていた。自分の考えを訴えるチャンスが増えた」と前向きに捉える。

 沖田氏は31日、午前8時45分から末広町の事務所隣、市民文化公園駐車場で出陣式と第一声。初日は市内全域を回り、街頭演説も市役所前や地元の三光町で精力的にこなす予定。連合苫小牧をはじめ労組の支持を固め、知事選と連動しながら政策を訴える考えで、沖田氏は「無投票よりも選挙がある方がいい。前回を下地に遊説日程などを組んで地域をくまなく回りたい」と意気込む。

 中村氏は31日午前9時30分から、栄町の事務所前で第一声を放つ。初日は市内各所を選挙カーで回り、午後には3カ所で街頭演説も予定。選挙中の休日となる4月1、2日、街頭演説を10回以上企画し、給食費無償化や特養老人ホーム拡充などの政策を前面に出す。中村氏は「当初から選挙戦を想定し、予定に変わりはない。選挙初挑戦の新人として知名度は一番低いと思って全力で戦う」と話す。

 西村氏は31日、市役所で午前8時30分に始まる立候補の届け出を自ら行った後、市役所周辺で第一声を放つ予定。出馬表明は告示日4日前だったこともあり、直前まで関係書類の準備に追われている。政党や政治団体の支援は受けておらず、初日も自身で掲示板にポスターを貼る考え。選挙中は個人演説会も計画しており、西村氏は「思いを表明することに価値がある」と強調する。

胆振地域は無投票の公算大

胆振地域は戸田氏が昨年11月に出馬を表明して以降、対抗馬の動きはなく無投票が濃厚。戸田氏は自民党の9期目現職神戸典臣氏の後継として支援の輪を広げてきた。

 戸田氏は31日午前9時20分ごろ、壮瞥町で第一声を放ち、選挙区の全7町を遊説する。午前は西胆振の洞爺湖町、豊浦町、午後は胆振東部の安平町、厚真町、むかわ町を回り、届け出締め切りの午後5時に合わせ白老町入りする見通しだ。

 戸田氏は「7町民のために働くべく、一日も早く顔と名前を覚えてもらい、『胆振をよくする』という思いや政策を伝えたい」と話している。

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