統一地方選前半戦は9日、道知事選、道議選などが投開票されて有権者の審判が下りた。事実上の与野党一騎打ちとなった道知事選は、無所属現職の鈴木直道氏(42)=自民、公明、新党大地推薦=が169万2436票を得票し、前衆院議員で無所属新人の池田真紀氏(50)=立憲民主推薦、国民民主道連、共産道委、社民道連支持=に121万票以上の大差をつけて再選を果たした。一方、定数100の道議選は、鈴木与党の自民党が推薦3人を含む52議席(公認49人)を獲得し、単独過半数(51人以上)を維持した。
全国9道府県で唯一の与野党対決型となった道知事選は、20年続く保守道政の継続か、非自民系の道政奪還かを焦点に、17日間にわたり激しい選挙戦を展開。鈴木、池田両氏とも政策を前面に打ち出した舌戦を繰り広げたが、投票率は51・70%と過去最低だった前回(58・34%)を6・64ポイント下回った。
鈴木氏は全道各地の後援組織と自民党道連の地方組織が連動し、分厚い運動を展開。経済界の支援も受けて保守票を手堅くまとめたほか、推薦を受ける公明支持層にも浸透。大票田・札幌でも池田氏に大差をつけるなど、無党派層にも支持を拡大。前回票(162万1171票)を約7万票上回り、圧勝した。
事実上の野党統一候補となった池田氏は、つじ立ちを増やすなど草の根戦術で自公の巨大組織に挑んだが、出遅れが響いて全道各地で苦戦。最大の支持母体・連合北海道の基礎票も一部が鈴木氏に切り崩されたほか、地盤の衆院道5区でも鈴木氏に引き離された。運動の広がりを欠き、前回の石川知裕氏の得票(96万3492票)を半減させ、47万9678票にとどまった。
同じく無所属新人の門別芳夫氏(61)と三原大輔氏(48)は支持が広がらなかった。
一方、道議選は46選挙区中、19選挙区(30議席)が無投票当選となり、27選挙区の70議席を争った。無風区と合わせて自民党(現職の死去など改選前48議席)は推薦を含めて52議席を獲得し、単独過半数の第1党を維持。公明党も全員当選の8議席を獲得し現有議席を死守した。与党は自公合わせて60議席となり、2期目の鈴木道政を支える。
野党は立憲民主党が公認23人と推薦3人の計26人が当選したが、前回の獲得議席(27議席)から1議席減らした。共産党は2議席にとどまり、改選前(3議席)から後退。日本維新の会は初の1議席を奪取した。道議会会派・北海道結志会系を含む無所属は計11人が当選。国民民主党と参政党は初の議席獲得はならなかった。
















