道議選解説 事実上3人の戦い道政と距離縮めて

道議選解説 事実上3人の戦い道政と距離縮めて

 道議選苫小牧市区は政党公認候補の3人が順当に勝利した。告示直前に無風の公算が一転した選挙戦は盛り上がりを欠き、投票率も50%を大きく割り込む中、いずれも支持基盤を手堅く固めた。沖田氏は実績の評価に加え、候補擁立を見送った共産党の票も取り込み、前回から大きく票を伸ばした。新人の板谷、中村両氏も健闘し、事実上3人の戦いを繰り広げた。

 西村氏は昨年6月の市長選と同様、告示直前の出馬表明で明らかに準備不足。当選がほぼ見込めない泡沫(ほうまつ)候補のような活動内容だった。無風を阻止する熱量には敬意を表するが、有権者に選択肢を示すのであれば、時間に余裕を持って準備し、政策を正々堂々と掲げるべきだ。過去最低の投票率は、選挙にはなったが、選択肢は増えなかったことも示唆しているのではないか。

 とはいえ道議選はここ10回、投票率が右肩下がり。長引く新型コロナウイルス流行や物価高の影響、人口減や少子高齢化など、本道を取り巻く環境は厳しさを増す中、当選した3人には課題の解決に汗を流し、有権者が少しでも道政を身近に感じるよう、架け橋となってもらいたい。

 特報部長・金子勝俊

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