9日に投開票された道議選苫小牧市区で、4選を果たした立憲民主党の沖田清志氏(59)、初当選した自民党の板谷良久氏(55)と公明党の中村守氏(55)の3氏に一夜が明けた10日、選挙戦の総括や今後の抱負を聞いた。
国追従道政をただす 沖田 清志氏=立憲民主=
―前回を大きく上回る得票でトップ当選。
「議席を守れて安堵(あんど)している。順位はこだわっていないが、3期12年間の実績が評価され、今の道政に不満を持っている方から支持されたと思う」
―鈴木知事は圧勝し、道議会で与党が過半数の構図は続く。
「前回と同じようなバランスで、国追従の道政運営が想定される。そこにものを言えるのは与党ではできず、しっかりとただしていきたい。これまで以上にその重みを感じる」
―投票率は過去最低。受け止めは。
「選挙中も『選挙に行ってください』と訴えたが、政治への諦めからか、苫小牧も都市型になっていると感じる。政治に無関心であっても、無関係ではない。距離を縮める努力をしていきたい」
―真っ先に取り組みたいことは。
「物価高騰対策が喫緊の課題。選挙期間中も年金生活の方など、苦しんでいる方の声を聞いた。連休明けの道議会で国からの交付金の使い方を議論し、しっかりと支援していきたい。室蘭児童相談所苫小牧分室の一時保護機能設置も4年間で実現させる」
IRが経済復活の鍵 板谷 良久氏=自民=
―自身への得票数をどう受け止めているか。
「得票目標の2万票を達成することができた。選挙戦でIR(カジノを含む統合型リゾート施設)の誘致推進を前面に押し出し、できればトップ当選を狙っていた。遠藤連道議の後継候補ということを広く行き渡らせることができず、知名度の低さもあったと考えている。IRは反対意見があり、言わなければ票が伸びたかもしれないが、IRを推進する道議として言い切ることを選択した」
―過去最低の投票率となった。
「44%台と相当落ちた。もう少し選挙を盛り上げる方法が必要だったと感じている。市議選と道議選で違いが大きく、悩みもあった。組織を活用することを知り、選挙があって良かったと考えている」
―当選後、まず取り組みたいことは。
「道内経済を復活させるため、IRは一つの鍵になる。今回、知事選で鈴木直道知事の公約に観光がメインとなっていないが、来年度はメインの政策になるよう知恵を絞りたい。全道にいる道議と連携して、道民にIRが道内全域にプラスとなる事業であることを広く伝えたい」
公約の実現へ責任感 中村 守氏=公明=
―当選から一夜明けた今の気持ちは。
「有権者に約束した公約を成し遂げなければならないという緊張と責任を感じ、うれしさはない。きょうからまた4年後の選挙に向け、戦いが始まる気持ちでいる。まずは支援者に感謝を伝えたい」
―最初に取り組むことは。
「苫小牧市で3次救急救命センター設置と、防災タワーの建設にまず取り組む。さらに市の課題にはなるが少子化対策を支援する。子どもの医療費助成や給食費無償化でできる事があれば、市を後押ししていきたい」
―投票率は前回から8ポイント以上も下落した。
「投票率低下は政治の責任で、議員と有権者の距離感を変えなければ。私は1軒1軒を直接回る活動を続け、身近な議員になりたい」
―前回の安藤邦夫氏の得票には届かなかった。
「下回ることは覚悟していた。苫小牧出身ではない縁の薄い候補。無名の候補が1人1人に足を運んで稼いだ票だと思う。加えて、(支持母体の)創価学会の支援者の方々の奮闘のおかげで感謝しかない。次の選挙で安藤氏の得票を超えるために頑張る」
















