苫小牧市内初の義務教育学校 植苗小中で開校式

開校式で気持ちを新たにする児童生徒ら

 苫小牧市内では初の義務教育学校となる苫小牧植苗小中学校(田中雅子校長、児童生徒数66人)で10日、開校式が行われた。小学校、中学校の区切りを付けず9年間を通じた教育課程で学ぶ。2~9年生の子どもたちをはじめ、町内会、学校関係者ら約130人が門出を祝い、同校の新たな歴史をスタートさせた。

 植苗小学校は1903年に開校。47年に植苗中学校が設置されたのを機に小中併置校となって以来、75年間小中連携教育を実践してきた。今年12月には、開校120周年を迎える。

 同校体育館で行われた式典には、新1年生5人を除く61人の児童生徒が出席。岩倉博文市長から校旗を受け取った田中校長は「未来の植苗、未来の苫小牧に貢献できるように義務教育9年間一貫して知、徳、体のバランスが取れた教育を行う」と決意を述べた。

 児童生徒会を代表し、9年生の斎藤美優さん(14)は、同校に通う児童生徒の良い点は「自ら考え、進んで実践するところ」と強調。小中合同で実施する運動会などの行事に触れながら、「これからも主体的に活動し、古き良き伝統を発展させながら新しい植苗小中学校をつくっていく」と力を込めた。

 来賓を代表し、植苗町内会連合会の丹治秀一会長も「全国、全道の教育のモデル校となるような学校になることを願っている」と期待を寄せた。

 新1年生5人は開校式後の入学式で入学が許可された。

 小学校から中学校までの9年間を一つの義務教育期間とする義務教育学校は、2016年施行の改正学校教育法で制度化された。授業内容の重複や、小学校から中学校に進学する際の環境の変化に戸惑う「中1ギャップ」の緩和などが期待されている。

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