白老町の1人支局記者として丸1年を迎えた。3月は前支局長やデスクと情報を共有しながら、町長選と道議選(胆振地域)の取材を進めてきた。秋には町議選を控えているものの、一息ついて思ったのが、町の地理的な位置のことだ。
東西に長い胆振管内にあって白老は、西胆振と東胆振の結節点のような場所にある。東西を貫く国道で苫小牧市と登別市両方面を結び、「四季彩街道」の異名を持つ道道白老大滝線で北の伊達市大滝区方面とつながっている。まさに交通の要所と言えよう。
白老で暮らしていると、「共生」という言葉をよく耳にする。町も「多文化共生」をまちづくりの方針に掲げてきた。町内の民族共生象徴空間(ウポポイ)も共生をうたう。
そうした中で結節点の位置にある白老は、共生をキーワードに胆振発展に果たせる役割があるのでは。各地の文化を白老からも発信し、互いを尊重し助け合う共生の精神を地域に広げる。そんな活動にも期待したい。(半)









