「フェアトレード」普及へ学生団体が今夏ワークショップ

「フェアトレード」普及へ学生団体が今夏ワークショップ
フェアトレード普及に向け話し合う団体メンバー

 開発途上国の生産者との公正な取引の普及に取り組む高校生の団体「フェアトレード学生団体@苫小牧」は今夏、中高生向けのワークショップを計画している。苫小牧港と新千歳空港の「ダブルポート」を有する苫小牧の利点を生かし、フェアトレードで地域活性化を図るとともに、若者が主体的に活動する機会の創出を目指す。

 メンバーは登別明日中等教育学校6回生の坂本愛緒さん(17)と、苫小牧東高校2年生の中添裕貴さん(16)、横山珠久さん(同)、髙坂佑杜さん(同)、楡木駿太さん(同)。まちぐるみでフェアトレードが盛んとなるよう、高校生の視点から学習会の開催や情報発信、商品開発、販売会などに取り組みたい考えだ。

 高校生5人が出会ったのは昨年11月、市社会福祉協議会のボランティアセンター(ボラセン)が市民活動センターで開いたボランティアスクール。性の多様性という切り口から、誰もが住みやすい地域について考える中高生の研修会で、活発に意見を交わすうちに意気投合した。4年前に市の国際交流事業でカンボジアを訪れて以来、公正公平な取引の実現を願ってきた坂本さんが呼び掛け、団体を発足させた。

 メンバーは月に1、2回の会合を設け、活動内容や方向性について話し合いを重ねてきた。アイデアを実現するための方法を学ぶ研修会にも参加し、まずは共に歩む仲間を増やそうと中高生向けワークショップの開催を決めた。

 さらに企業などを対象とした講演会の実施や、フェアトレードで入手した材料で作品を作り、販売するといった活動も構想中だ。作品作りと販売については、市内の子ども食堂との協働も視野に入れている。

 団体代表を務める坂本さんは「私たちは世界でフェアトレードが当たり前になることを本気で願っている」と力を込め、より良い社会に向け大人に提案する機会をつくることで、若い世代が自信を持てるような環境づくりも目指す。坂本さんは「取り組みを広げ、まちの魅力発信にもつなげたい」と意気込む。

 ボラセンによると、ボランティアスクールをきっかけとした学生団体の立ち上げは初。ボラセン担当者も助言を行うなどしており、「とても素晴らしい取り組み。できる限りの協力をしたい」と話す。

 同団体では随時、メンバーを募集中。問い合わせはボラセン 電話0144(84)6481。

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