アジア選手権で道場生活躍 極真会館苫小牧道場

アジア選手権で道場生活躍
極真会館苫小牧道場
アジア規模の大会で好成績を挙げた道場生たち

 空手道の極真会館苫小牧道場所属生が、3月26日に栗林商会アリーナ=室蘭市=で開かれた全韓国大会選抜第16回アジア空手道選手権大会で好成績を挙げた。入賞歴のない選手が集う新人の部組手、小学1・2年女子で小川咲良子(現緑2年)が優勝。松永花奈(現拓勇2年)が準優勝と白熱した同門対決を繰り広げ、会場を沸かせた。

 幼年年長新人の牧野拓実(現緑小1年)、小学4年男子の葛原晃愛(現美園5年)が各部門2位。一般無差別に挑んだ福田蓮都(駒大苫小牧高2年)、伊藤翼(苫小牧工業高2年)は3位に入った。

 新型コロナウイルスの影響で4年ぶりに開催された一戦。南北海道選手権から名称変更し国内をはじめ韓国、スリランカ、パキスタン、ネパール、マレーシアから男女157人が形、組手の26部門にエントリーしトーナメントを繰り広げた。

 小学1・2年女子の小川と松永は決勝で一進一退の攻防を展開した。先手を取ったのは松永で、試合序盤に上段回し蹴りを決めポイント獲得。対する小川は「少し焦った」と言うが、試合終了間際に技を決め延長戦に持ち込んだ。

 最後は手数に勝った小川に軍配。「次は焦らずに試合ができるようにしたい」と小川。松永は「悔しい。もっと強くなりたい」と雪辱を誓った。

 幼年年長の牧野は上段回し蹴りを武器に2回戦から破竹の勢いで勝ち上がった。伊藤絆奈(極限館)との決勝では「ガードが下がった」隙に相手の技がヒットし惜敗。「蹴りをもっと鍛える」と前を向く。

 4年男子の葛原は決勝で扇田到真(極限館)に敗れるも、初入賞に「うれしい」と笑みをこぼす。「うまくいかない部分も多かった。素早く蹴りを出せるようにしたい」と言う。

 指導する冨髙泰至北海道支部長は「普段の稽古以上に活躍した選手が多かった」と喜ぶ。大会の裾野をアジア規模に広げ、「同じ空手道を志す国々の選手たちと手を携えながら今後も盛り上げていきたい」とした。

関連記事

最新記事

ランキング

一覧を見る

紙面ビューワー

紙面ビューワー画面

レッドイーグルス

一覧を見る