市内有権者は何託す 苫小牧市議選告示

市内有権者は何託す
苫小牧市議選告示
出陣式を終えて遊説に向かう候補らを見送る有権者=16日午前

 統一地方選後半戦の苫小牧市議選(定数28)が16日、告示された。一票に託す思いを苫小牧市内の有権者に聞いた。

■東西のアンバランス解消
 北洋大学3年の織笠未生(みお)さん(20)=錦西町=は「東部地域の開発が進み、市内東西で住みやすさに大きな差が出ている」とアンバランス解消を求める。「西部地域は商業施設が少なく、車を持たない人には暮らしづらい。タクシーがあまり来ないし、バスの便数も少ない」と交通利便性の低さを指摘。「頻繁にバスを利用する人にはバスカード発行以外に、半額割引といった乗客をサポートする仕組みをつくれないか」と提案する。

■交通手段の充実
 植苗の無職丹治幸直さん(74)も「交通手段を何とかしてほしい」と願う。植苗ファミリーセンターで開かれる体操や脳トレ教室に参加しているが「センター近くにバス停がなく困っている」とため息。「コミュニティーバスの停留場所に集会所を加えるなど、車がない人に配慮してほしい」と述べた。

■魅力的な観光スポット
 「観光振興に力を入れ、苫小牧を活性化してくれる人に投票したい」と語るのは北栄町の主婦千代川美夏さん(50)。「市内には観光客が集まったり、遊んだりできる場所が少ないので、魅力的なスポットを増やしてほしい。苫小牧駅前を含めた中心街再開発プランには賛成。旧エガオビルの解体工事をいち早く進めてほしい」と望む。

■包括的な視点での市政運営
 女性応援のイベントの企画や運営を手掛ける、市内幸町の石澤ともみさん(53)は「縦割りではなく、包括的な視点で市政を運営する人を選びたい」と言う。家族を自宅で介護する人や、出産を機に離職したが復職を望む女性と接する中で、「困っている人に支援が行き届いていない」と感じている。投票に当たっては地域の課題と真剣に向き合おうとする政治姿勢を見極めたい考えだ。

■町内会活性化支援を
 宮の森町の町内会長田中敏文さん(73)は「(宮の森町内会は)後期高齢者の加入割合が3割を超えて役員の成り手が不足し、高齢者が高齢者の見守り活動を行っている」と指摘。「対策を町内会に任せきりにしていては高齢化で何もできなくなってしまう。町内会活性化が地域の活性化にもつながると思うので、何か手を打ってほしい」と訴える。

■子育てしやすいまちに
 「社会人になり、市議会議員と接する機会ができ、政治の役割をより感じるようになった」と話すのは新中野町のバス運転手大橋一範さん(24)。「子育てしやすいまちづくりを推進する候補者を選びたい。給食無償化や奨学金の返済支援などにも取り組んでもらえれば、人口減対策にだってなる。市民のライフラインの公共交通機関を守る施策にも、力を入れてほしい」と期待を込めた。

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