苫小牧市は、国や道に対する計43項目の2024年度重点要望事項をまとめた。最重点要望は新規の地震・津波対策推進など7項目。重点要望は36項目で、室蘭児童相談所苫小牧分室への一時保護機能設置を新たに盛り込んだ。
最重点要望では、▽物流効率化に向けた港湾機能強化▽JR室蘭線・日高線の維持存続▽JR新千歳空港駅から苫小牧方面へのアクセス向上▽北海道運輸局苫小牧運輸支局(仮称)の設置▽ゼロカーボンシティー推進に向けた支援拡充▽苫小牧厚真通と苫小牧登別通の道道への昇格整備―の6項目を継続とした。
新規の「太平洋沿岸地域の実情に応じた地震・津波対策推進への支援充実」は、津波避難施設整備に対する国や道の新たな財政支援メニューの創設や、災害備蓄品の確保促進と災害発生時の迅速な配布体制の構築を要望する。
重点要望は、▽下水道施設の老朽化対策に係る国費負担継続▽スポーツ施設整備改修への補助制度創設▽苫小牧駅前交通広場を含む周辺整備への支援など。
新規の「室蘭児童相談所苫小牧分室への一時保護機能設置」に関しては、室蘭市にある室蘭児相に虐待被害などで一時保護される苫小牧の子どもが年間50人前後で推移する中、苫小牧分室への機能設置により、速やかな対応と保護後の円滑な支援が可能になる―として求める。
岩倉博文市長は20日の定例記者会見で24年度重点要望事項を説明し、一時保護機能については「市議会の質疑でも取り上げられた経緯を踏まえて求めていくことにした」と述べた。
















