千歳市の支笏湖畔は、春の観光シーズンを迎えた。コロナ禍で落ち込んだ商店街などの客足にも回復傾向が見られ、29日からのゴールデンウイークを前に地元関係者の期待も高まっている。
支笏湖温泉地区の駐車場を管理する自然公園財団支笏湖支部によると、観光バスの駐車場利用は昨年、1日数台にとどまっていたが今年に入ってからは、連日10台前後で推移しているという。担当者は「天候によって人出が左右される」としながら「今月末ごろにはサクラが見頃を迎えそう。さらに観光客が増えるのでは」と期待を寄せる。
商店街で支笏湖産ヒメマス料理などを提供する「レイクサイドキッチン トントン」の堀順代表(61)は「年明けから、インバウンド(訪日外国人旅行者)がかなり来ている。韓国が7~8割で、台湾も多い」と着実に戻っているにぎわいを喜ぶ。
22日に今季の観光船の運航を始めた支笏湖観光運輸も、強風で波が高かった同日と23日は欠航したものの「問い合わせは多い」という。コロナ対策で定員50人の半分程度まで乗り入れを制限してきたが、「今年から状況を見ながら緩和させる予定」としている。
カヌー体験などを企画する支笏ガイドハウスかのあの松澤直紀代表(37)は「コロナ前の水準まで需要が回復してきた。今の支笏湖の水は特にきれいなので、ぜひ、足を運んでほしい」と呼び掛ける。
湖畔の幌美内地区で食堂やボートハウスを営むポロピナイカンパニーの小林典幸代表(54)も氷濤まつりの来場者が、昨年の2倍近い10万人超まで回復したことに触れ「人の動きはよい」と笑顔を見せる。
22日に日帰りバスツアーで湖畔に立ち寄った札幌市の北村幸子さん(63)は「丸駒温泉の天然の露天風呂はいいお湯だった。山に雪が残っている景色も素晴らしい」と友人との撮影を楽しんでいた。
















