苫小牧埠頭 苫署は参加呼び掛け セーフティーラリーで交通違反減

交通安全動画を視聴するセーフティーラリー参加者(苫小牧埠頭提供)

 倉庫・港湾運送業の苫小牧埠頭が社内で取り組む交通安全活動「苫埠版セーフティーラリー」が、社員の安全意識向上に成果を上げている。社内でチームをつくり無事故・無違反のポイントを競う方式で、2022年度の交通違反件数は前年度から10件減の5件と初の1桁台に。同社は「事故防止にもつながっており、引き続き実施したい」としている。

 ラリーは無事故・無違反の継続月数で最大28ポイントなどチームに点を付与。メンバーが交通違反や事故を起こしてしまった場合、反則点数に応じて減点する。得点1~3位のチームにはメンバー1人に付き1万円~3000円を贈る。

 昨年は4~10月に実施。社員の約9割に当たる289人が16チームに分かれて挑んだ。各チームは日常の安全運転のほか、交通関係の動画の視聴、標識クイズなどで交通ルール順守の意識を高め合った。メンバーが体験した「ヒヤリハット」の事例も共有し、事故防止につなげた。

 社員の過去10年間の交通違反件数は一時不停止などを中心に、車の私用時も含めて年平均20件を超え、16年度には32件を数えていた。昨年チームリーダーを務めた財務部の佐々木瑞輝さん(30)は「リーダーが違反するわけにはいかないと気が引き締まった」と話す。

 同社は今年度もラリーを継続し、18チーム301人が参加する。安全・施設部の蓑口友二部長(54)は「物流企業として交通安全には責任があり、今年度も違反人数を5、6人以内にするのが目標」と意気込む。

     ◇

 「チャレンジ・セーフティラリー北海道」実行委員会は5月1日から6月30日まで、今年度の参加者を募集する。交通ルール順守と運転マナー向上のため無事故・無違反を目指す取り組みで、実施期間は7月1日~10月31日。昨年は全道で約14万5000人が参加した。

 対象は運転免許を持つ道民。1人で参加する個人、3人チーム、5人チームの3部門がある。無事故・無違反達成者の中から抽選で特別賞などが当たる。申込用紙は苫小牧署、管内交番・駐在所などで配布している。参加費は670円。

 同署の伊藤昌彦交通1課長は「職場などでチームを組んで参加し、違反件数が減った事例もある。無事故・無違反を達成してほしい」と呼び掛けている。

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