苫小牧市美術博物館は29日、風景画と静物画をテーマにした企画展と札幌市の映像作家大島慶太郎さん(45)の中庭展示をスタートさせる。今年度最初の展覧会で、館内では開幕に向けて、着々と作品の設置作業が進められている。
企画展は、同館所蔵の1500点以上の絵画作品から、人の営みをほうふつとさせる都市景観や四季折々の自然を捉えた風景画と、身の回りの調度品など静物画を計99点展示する。
道内ゆかりの約20人の画家の作品で、札幌市出身の笠井誠一さんの絵も並ぶ。絵画は五つのテーマに分けて展示予定で、26日は同展担当の細矢久人学芸員や運送会社の美術品スタッフが、急ピッチで作品を所定の位置に飾っていた。
細矢学芸員は風景画を描く画家と、物をじっくり見て表現する静物画の画家のまなざしは異なるとし、「それぞれ違った持ち味を見てもらえれば」と話す。
同館の中庭スペースでは、「MONOGRAMS」と題し、動画構造の解体と再構築をテーマに制作や研究活動を行う大島さんの力作が並ぶ。中庭空間の光の透過を援用した展示を行うほか、10年分の同館企画展のチラシの映像や苫小牧の風景を映した作品を紹介する。
この日は、モニターで映像の見え方を確認。5月20日までは展示作業の過程も公開中で、大島さんは「写真、映像を断片的に流しているので、自由に見てほしい」とPRする。
















