2023年春の褒章

千石秀昭さん

 政府は28日付で2023年春の褒章を発表した。発令は29日。日高では、業務(教科書供給業)に精励したとして平取ナガシマ社長の永島克洋さん(80)=平取町本町66の4=に黄綬褒章が贈られた。東胆振では、いずれも元国勢調査員で苫小牧市の千石秀昭さん(72)、白老町の千田佳子さん(82)、同町の中川俊雄さん(77)の3人に藍綬褒章が授与された。

藍綬褒章

統計調査功績

元国勢調査員

千石(せんごく)秀昭(ひであき)さん(72)

苫小牧市明野新町3の11の7

 5年に1度の国勢調査で1980年から2020年まで9回連続、国勢調査員を務めてきた。「(受章は)続けてきた結果なのでうれしい。国勢調査は地域の信頼と協力で成り立っている。地域の人々にはとても感謝している」と語る。

 苫小牧市の明野新町、新開町、拓勇などを担当。全世帯回収を目標に徒歩で調査を重ねてきた。協力を得られるよう断られた世帯に何度も足を運ぶなど、真剣に業務と向き合った。

 コロナ禍や特殊詐欺への警戒、プライバシーなどを理由に調査を拒否されることもあったが、「苦労よりも全世帯回収した際の達成感が勝っていた」と強調。「健康で体力がある限りはこれからも調査を続けたい」と笑顔を見せた。

藍綬褒章

統計調査功績

元国勢調査員

千田(ちだ)佳子(よしこ)さん(82)

白老町本町1の4の5

 40歳から約40年間、計9回の国勢調査で調査員として活動した。「頂いたものの大きさにびっくりしている」と受章を喜ぶ。「町の統計係の職員の指導や町民の協力があったからこそできたこと」と大勢の人の支えに感謝する。

 51歳の時に理容店主の夫を亡くしてからは、店を営みながら調査に当たった。居留守を使われたこと、同じ家に5度ほど通ってようやく協力してもらえたことなど、苦労は数え切れない。それでも5年に1度の国勢調査で何度も会ううちに打ち解け、「ほとんどの皆さんが協力的で、楽しい仕事でした」と話す。

 現在は理容店を次女に任せており「これからは少し、ゆっくりと過ごしたい」と穏やかに語った。

藍綬褒章

統計調査功績

元国勢調査員

中川(なかがわ)俊雄(としお)さん(77)

白老町栄町2の7の11

 1975年ごろから今年まで、約半世紀にわたり調査員を務めた。受章について「身に余る褒章をたまわり驚いている」と語る。白老町統計協議会に現在も所属しており、「会員の皆さんや町だけでなく、関わってくださった多くの方々の支えのおかげ。感謝しかない」と振り返った。

 個人や法人、団体の重要な情報を預かる立場の調査員は、長年の経験から「関係者との信頼関係が何より第一」と話す。紛失や盗難など万が一の事があってはならないので、調査票は身の回りから肌身離さず、取り扱いには特に注意を払っていたという。

 「後期高齢者になったので、健康に留意しつつ暮らていく。褒章は家宝に致します」とほほ笑んだ。

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