ゴールデンウイーク(GW)が29日にスタートした。新型コロナウイルス感染症の「5類」引き下げを5月8日に控える中、昨年に引き続き行動制限のない大型連休。今年は祝日などの配列で前半、後半に分かれるイメージだが、本道の空や海の玄関口は早くも多くの人の動きが活発化。苫小牧市内の観光、商業施設でも思い思いに楽しむ姿が広がっている。
グルメに期待 新千歳
新千歳空港の国内線ターミナルビルは29日午前、幹線路線の羽田線などの便が到着するたびに、大型連休を本道で過ごす家族連れや団体客でごった返した。レンタカーの受け付けやバスの搭乗待ちなどで行列ができ、観光客らは足早に目的地へと向かった。
新型コロナウイルス感染対策で、マスクを着用している人がほとんど。職場の同僚と3年ぶりに本道を訪れた埼玉県の会社員(24)は「飛行機内はみんなマスクをしていた」と話しつつ「外に出たらマスクを外したい。2泊3日で観光する予定。札幌で海鮮やラーメンを食べたい」とグルメに期待していた。
日本航空(JAL)、全日本空輸(ANA)、AIRDO(エア・ドゥ)によると、本道着の下り線ピークは5月2~3日で、29日の予約率は60~90%台。大型連休中の予約率は前年比4・7~6・8ポイント増で、コロナ流行前の水準には達していないが、利用の回復は順調に進んでいる。
再会楽しみ 苫小牧港
苫小牧港のフェリーターミナルは同日、本州から訪れた帰省客や観光客でにぎわった。西港フェリーターミナルには午前10時40分ごろ、仙台港発の太平洋フェリー「きたかみ」が、乗客458人と乗用車232台を乗せて到着した。
大きなリュックを背負った人やスーツケースを引く観光客、子どもと手をつなぐ家族連れなど、マスク姿が目立つものの明るい表情で続々と下船した。
山形県から訪れた山口慶悟ちゃん(5)の家族5人は両親の実家があるオホーツク管内西興部村と名寄市に帰省予定という。慶悟ちゃんは「おじいちゃんとおばあちゃんにギューってハグしたい」と声を弾ませ、母親の愛さん(33)は「地元に帰って家族や友達と会うのが楽しみ」と笑顔を見せた。
GW期間中の苫小牧港と本州の港を結ぶフェリー各社の予約状況は好調で、新型コロナウイルス感染拡大前の水準に戻りつつある。



















