与党14人 半数を確保 苫小牧市議会会派構成決まる

与党14人 半数を確保 苫小牧市議会会派構成決まる

 苫小牧市議会(定数28)は1日、新たな会派構成が決まった。岩倉博文市長を支える与党系会派は新緑、公明、会派市民の計14人と半数になった。所属先を「未定」としていた山田隆子氏も加入し、最大会派・新緑が新人3人を確保した。今後は15日開会予定の臨時議会で正副議長を決めるが、与党系が議長を取ると採決で過半数割れするため、与野党、中間会派それぞれの思惑が人事を左右する。

 4月の統一地方選で改選され、5月1日に新たな任期が始まり、同日が会派届け出の締め切りだった。会派は政策を中心とした理念を共有する議員グループで、苫小牧市議会では2人以上で構成する。

 改選前、与党系は新緑8人、公明5人、会派市民2人の計15人だったが、うち新緑4人が引退や道議へのくら替えで不出馬だった。新人4人のうち、新緑は当初から会派入りの意向を示していた志方光徳氏、嶋中康晴氏に加え、所属を「未定」としていた山田氏も入った。改選前と比べて1人減の7人だが、最大会派を堅持した。

 野党系は、共産が新人の森本健太氏が入って1人増の計4人となり、現状維持の民主クラブ5人と合わせ、1人増の計9人となった。この他、中間会派の改革フォーラムは4人、無所属1人は改選前と変わらず、議会は6会派の体制となった。

 2015年4月の市議選以降、与党系会派は過半数の構図が続き、議長ポストも確保して議会運営を優位に進めてきた。21年の正副議長人事では新型コロナウイルス感染拡大の影響も踏まえ、臨時議会の開会初日で決定。一方、過去には人事を巡って調整が難航し、与党系の最大会派が議長を出せず、野党系や中間会派から議長が選ばれたケースもある。

 今回は与党会派が半数にとどまったため、人選や会派間の調整などで、協議が長期化する可能性もある。与党系からは「岩倉市政を支えられるよう、会派内外で意見を聞いて誰が良いか検討したい」と前向きな声が上がり、野党系からも「議長を含め、人事でわれわれの考えを示したい。踏み込んだ議論をし、正副議長を決めたい」との声がある。

 議長は、議会の申し合わせで当選回数3回以上の議員が対象。慣例的に未経験の市議が選ばれており、改選後の対象者(議長経験者を除く)は28人中17人。

苫小牧市議会の会派構成(敬称略、〇は代表)

【新緑】(7人)
〇金沢俊、竹田秀泰、喜多新二、山谷芳則、志方光徳、嶋中康晴、山田隆子
【公明党議員団】(5人)
〇藤田広美、池田謙次、神山哲太郎、大西厚子、大野正和
【民主クラブ】(5人)
〇小山征三、松尾省勝、岩田薫、佐々木修司、橋本智子
【日本共産党市議団】(4人)
〇小野寺幸恵、冨岡隆、原啓司、森本健太
【改革フォーラム】(4人)
〇牧田俊之、松井雅宏、越川慶一、首藤孝治
【会派市民】(2人)
〇谷川芳一、桜井忠
【無所属】(1人)
触沢高秀

関連記事

最新記事

ランキング

一覧を見る

紙面ビューワー

紙面ビューワー画面

レッドイーグルス

一覧を見る