インドアで味わった悔しさは屋外コートで晴らす―。男子ダブルスで優勝した苫小牧高専の久保・江良ペアは、好敵手の西・矢野ペア(苫工)を下し、栄冠をつかんだ。2組は過去にも決勝の舞台で対戦しており、昨年10月の秋季大会では久保・江良組、同12月のインドア大会では西・矢野組が優勝。今大会もフルセットまで及ぶ大熱戦となった。江良は「再び優勝できてよかった」と爽やかな笑みを浮かべた。いよいよ7月末に迫る高校総体に向け、久保は「審判ではなく、選手として出場できるよう頑張りたい」と強い決意を見せた。
女子ダブルスで優勝した苫東の井脇・星ペアは中学時代からの相方と夢の大舞台を目指している。今大会は初戦から決勝までの4試合すべてストレート勝ちを収めた。星は「久しぶりに一セットも取られないまま優勝でき、楽しく試合に挑めた」と試合を振り返った。2人は和光中時代からペアを組み、高校総体出場を目標に苫東へ進学した。井脇は「自分たちの力で出場枠を勝ち取り、楽しく高校テニスを終えたい」と意気込んだ。

















