新型コロナウイルス禍で高まったキャンプ人気が、苫小牧市内でも変わらず続いている。オートリゾート苫小牧アルテン(樽前)は2022年度、利用が過去最高の5万人超で、今年の大型連休も予約は好調。イオンモール苫小牧(柳町)で昨年から専門店の開業も相次ぐなど、キャンプ特需に陰りはなさそうだ。
アルテンはコロナ流行前の18年度まで、年間利用客は3万人台が続いていたが、19年度は4万2872人、20年度は4万9455人と客足が伸びた。21年度はコロナ対策の緊急事態宣言発令による休館もあり、3万6637人に減少したが、22年度は前年度比4割以上増の5万2794人に達した。
宮田哲也社長は「コロナ下で、『密』を防げることが、追い風になった」と指摘。少人数や1人で楽しむ客が増え、週末にはチェックイン待ちで車列ができる日も。コロナ前は冬の平日にあった利用者ゼロの日もなくなったといい、「道内キャンプ場の関連本も、今年は厚みを増している。(各地で集客を巡る)キャンプ場の戦国時代に突入しそうだ」と分析する。
大型連休期間の利用実績を比べても、コロナ前の19年度は1249組に対し、22年度は1408組と増加。今年は連休前半の悪天候によるキャンセルも出たが、予約ベースで1196組を確保しており「アフターコロナでさまざまなレジャーに流れていく可能性もある。継続して来てもらえると、うれしい」と話す。
キャンプ愛好者の増加を受けて、市内では関連商品の取り扱いも充実の一途。イオンモール苫小牧2階では昨年11月、アウトドアショップ「ASOBUGU(あそぶぐ)」がオープン。白老町にあるキャンプ場「ASOBUBA(あそぶば)」が運営し、キャンプグッズや調理用スパイスなどを扱う。
同1階のイオン苫小牧店内にも今年3月、キャンプ用品を販売する「ロゴス フラッグシップコーナー」が誕生した。食材の調理道具から寝袋、大人数で入れるテントまで、多岐の品ぞろえ。大型連休前から、飲み物を冷やすクーラーや、ランタン、炭の売り上げが少しずつ増えている。
キャンプ場で作る料理やたき火を楽しむニーズの高さを踏まえ、たき火台や火おこし棒、薫製用チップといった商品も。担当者は「防災や自宅庭のバーベキューにも転用できる商品もあり、多くの方が来店している」と話している。
















