苫小牧漁業協同組合の錦多峰さけ・ますふ化場(錦岡)で、サケ稚魚の放流が本格化している。稚魚の成長は例年以上に順調で、計400万匹超が大型連休明けまでに、錦多峰川から太平洋へと泳ぎだす。
苫小牧漁協の「育てる漁業」で、胆振管内さけ・ます増殖事業協会(白老町)のふ化事業を受託している。昨秋に親魚2万匹超、受精卵約450万粒を目標通り確保し、ふ化した日付順に区分けした上、ふ化場の飼育池で育ててきた。
今年の放流は4月11日に開始。気温の高い日も多く、稚魚はすくすくと育ち、昨年と比べて15日早い展開。稚魚は平均、体長5・5センチ程度、体重1・7グラム程度。放流は飼育池の水を抜いて、漁協職員らが稚魚に放水し、水路に追い込む方法で行っている。
放流は2021年以前は早朝だったが、22年から夕方に実施している。稚魚は小さくてもサケそのもので、銀りんをキラキラと光らせながら、川の流れに逆らって泳ぐため、外敵から少しでも目立たないよう時間帯を変えた。同漁協は「1匹でも多く元気に戻ってほしい」と話している。
















