「持ち直しの動き」総括判断 4月の道内 経済概況 2カ月連続据え置き 道経産局

「持ち直しの動き」総括判断 4月の道内 経済概況 2カ月連続据え置き 道経産局

 北海道経済産業局は、4月の道内経済概況を発表した。総括判断は「持ち直しの動きが見られる」とし、2カ月連続で据え置いた。主要項目別では、住宅建設の判断を前月から下方修正した。

 2月の経済指標を中心に、3月以降の企業へのヒアリングを加味して判断した。先行きについては「新型コロナウイルス感染症の影響、国際経済の動向などを十分注視する必要がある」としている。

 主要項目別では、生産活動を「弱い動きとなっている」と判断。4カ月連続で据え置いた。2月の鉱工業生産が前月比0・9%増と4カ月ぶりに上昇したが、前年同月比では4・4%減と10カ月連続で下回ったため。輸送機械工業など7業種が上昇しているが、化学・石油石炭製品工業など8業種が低下している。

 個人消費は2カ月連続で「持ち直している」と判断した。2月の個人消費が大半の業態で前年を上回ったため。企業からは「3月からマスク着用が個人の判断になるとの発表の影響もあって、外出用の春物衣料は前年比で2倍の売り上げとなった」(百貨店)、「人流が増加し客数が前年を上回った」(コンビニエンスストア)などの声が上がっている。

 観光も5カ月連続で「緩やかに改善している」と判断した。2月の来道客数が前年同月比141・9%増と16カ月連続で前年を上回ったため。ヒアリングでは「2月は3年ぶりに開催されたさっぽろ雪まつりなど冬季イベントの影響もあり、道外観光客やアジア圏を中心とした外国人観光客でにぎわい、宿泊施設の稼働率も好調だった」(観光協会)との指摘が出ている。

 一方、住宅建設は前月の「持ち直しの動きに弱さが見られる」から「弱まっている」に下方修正した。2月の新設住宅着工戸数は、貸家は前年を上回ったが、持ち家、分譲が前年を下回り、低調に推移している。

 この他、公共工事、民間設備投資、雇用動向の3項目の判断は据え置いた。

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