墨絵魅力伝えたい 苫小牧の会社員・渡辺さん「藍禅」の名で多彩な作品 SNSにも

独特の墨絵を手掛ける渡辺さん

 苫小牧市拓勇東町の会社員渡辺将和さん(47)は、「藍禅」の名前で墨絵の創作活動に励んでいる。さまざまな墨と道具で独特の世界観を創り上げ、作品をSNS(インターネット交流サイト)上で公開中。「将来は個展や制作過程を披露するライブペイントなども実施し、より多くの人に墨絵の魅力を伝えたい」と話す。

 会社勤めの傍ら墨絵アーティストとして活動する渡辺さんは、濃さが異なる2種類の墨のほか、金銀の特殊墨などを使い分けて制作。書道の筆だけでなく、スポンジやはけなど身近にある道具も駆使する。

 これまでに仕上げた作品は約200点。ライオンや馬、バラといった動植物のほか、漫画「鬼滅の刃」のキャラクターや昨年のサッカーワールドカップで優勝したアルゼンチンのリオネル・メッシ選手、干支(えと)など流行を意識した作品も多く手掛けてきた。

 完成した墨絵はツイッターやインスタグラムなどで紹介し、動画投稿サイト「ユーチューブ」では制作過程を公開。ネットショップで作品の販売もしている。市表町のまちなか交流センター・ココトマ内の本棚には、ゲームアプリ「ウマ娘プリティーダービー」に登場する苫小牧ゆかりの競走馬ホッコータルマエの墨絵4点を展示している。

 渡辺さんが墨絵を始めたのは約10年前。テレビで墨絵アーティストの重本ヒデキチさんの作品を見て「墨で字だけでなく絵も描けるのか」と衝撃を受け、独学で学んでいった。「初めはうまく描けなかったが、何度も練習するうちに濃淡を表現できるようになった」と振り返る。

 渡辺さんは「白黒だけで思うままに迫力や躍動感を表現でき、大胆さや繊細さも感じてもらえる」と墨絵の魅力を語る。今後は「仲間を募って展示会を開き、苫小牧をアートの力で盛り上げたい」と意気込んでいる。

 制作依頼など問い合わせは渡辺さん 携帯電話080(3294)1178。

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