子どもに椅子贈る活動で木材バンク立ち上げ 苫小牧のハスカップ青春の集い

子どもに椅子贈る活動で木材バンク立ち上げ 苫小牧のハスカップ青春の集い
木材バンクへの協力を申し出た西尾木材の佐久間社長

 苫小牧市や近郊の住民でつくるグループ「ハスカップ青春の集い」(佐藤守会長)は、地域で誕生した子どもに椅子を贈る活動の一環として、木材の無償提供を受け付ける「子ども椅子 木材バンク」を立ち上げた。多くの人に活動に携わってほしい―と木材を取り扱う地元企業などに協力を呼び掛けたところ、西尾木材(佐久間誠社長)の苫小牧工場(晴海町)が第1号に名乗りを上げた。

 同会は地域ぐるみで子どもを見守り、いじめや虐待に苦しむ子を1人でも減らそうと2019年に発足。翌20年から希望者に木製の椅子を贈る「君の席 あなたの椅子」プロジェクトを展開し、市内や安平町などの子どもや施設に200脚以上をプレゼントしてきた。

 資材は市内の総合木材業イワクラから無償提供を受け、岡部工務店の職人が椅子を製作する形でプロジェクトを進めている。しかし、同会は「多くの人に携わってもらうことで、健全育成の機運をさらに高めたい」と会の内部に木材バンクを設け、協力を呼び掛けることにした。

 4月下旬に協力を申し出た西尾木材は、道産材を使った自社製品や外国産の建築用資材を取り扱っている。節や欠けがあるなど建材には適さないものの椅子に活用できそうな木材を提供する考えで、佐久間社長は「いずれはまちを支える子どもたちに、できる協力をするのは特別なことではない。木材に親しんでもらえれば」と語る。

 同会は木材バンクとともに製作に協力する技能者も募っている。佐藤会長は「より多くの子どもに椅子を贈れるよう、手助けしてくれる大人を増やしたい」と話している。

 問い合わせは同会 携帯電話080(7422)9880。

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