帝国データバンク札幌支店は、4月の道内景気動向調査結果を発表した。景気DI(「良い」と回答した企業の割合から「悪い」とした企業の割合を引いた数値)は前月比1ポイント増の42・2となり、3カ月連続で改善。新型コロナウイルス感染拡大で道が独自に発出した緊急事態宣言(2020年2月)以降では、最も高い水準となった。
全国平均(44・6)との比較では、29カ月連続で下回った。その差は2・4ポイントで、前月から0・3ポイント縮小した。
企業の規模別では、大企業が前月比2・5ポイント増の46・2となり、3カ月連続で改善。中小企業も3カ月連続で改善し、前月比0・8ポイント増の41・5。中小企業のうち小規模企業は3カ月ぶりに悪化し、前月比1・3ポイント減の41・2。大企業と中小企業の格差は4・7ポイントで、前月から1・7ポイント拡大した。
業界別では、金融、建設、不動産、製造、卸売、小売、サービスの7業界が前月から改善。特に不動産は前月比0・5ポイント増の49・3となり、業界では最も高い水準に。建設も2カ月連続で改善し45・7となり、2番目に高い数値となっている。
一方、農・林・水産と運輸・倉庫の2業界は、前月から悪化。農林水産は前月比3・8ポイント減の30・6にとどまり、業界では最も低い水準となっている。
先行き見通しでは、「3カ月後」が45・2(前月調査43・4)、「6カ月後」が46・2(同44・4)、「1年後」が46・0(同44・6)。3指標とも前月調査より改善予想だ。
同支店では、新型コロナウイルス感染症の感染症法上の位置付けが5月8日に5類に引き下げられたことにより「さらなる個人消費の回復が期待される」としながらも、「下振れ要因も多く抱える北海道の景況感は、一進一退で推移する」と分析している。
調査は4月17~30日、道内企業1198社を対象にインターネットで実施。503社から回答を得た(回答率42%)。
















