4年ぶり1700件台到達 市テクノセンター22年度利用 CT解析装置は3.4倍

利用が好調なフーリエ変換赤外分光光度計

 苫小牧市テクノセンター(柏原)は2022年度、利用件数が前年度比約1・6倍の1710件となり、4年ぶりに1700件台に到達した。依頼試験は同2倍超の935件で、破壊せずに物質の内部構造を詳細に観察できる「超微細四次元X線CT解析装置」を中心に大幅な伸び。新型コロナウイルス禍を乗り越えて企業活動が活発化していることを示した。

 同CT解析装置は21年1月、経済産業省の「地域イノベーション基盤整備事業」を活用して導入した最先端装置で、依頼試験は同約3・4倍の498件。利用の9割近くが金属製品で、繊維強化プラスチック(FRP)、木材、冷凍食品などもあった。

 また、22年1月に導入した樹脂、ゴム、塗料など有機系化合物を分析する「フーリエ変換赤外分光光度計(FT―IR)」は、22年度から依頼試験を受けて6件になった。機器利用は前年度比約3・6倍の32件と認知度が高まっている。

 これら装置を含めた機器利用の合計は同約1・2倍の677件、技術指導は同約1・3倍の28件と増え、鈴木耕裕館長は「地元企業を中心に物づくりが活発になっている証拠。うれしい限り」と喜ぶ。

 その上で新型コロナ情勢が大きく転換した今年度を「飛躍の年度にしたい」と意欲。個別の企業訪問をコロナ禍前の水準に戻す考えで「利用者のニーズを掘り起こしていく。時代に合った機器の導入や更新など、センターの充実も図りたい」と話している。

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