道栄、苫中央が快勝 春季道高校野球室支部予選

準決勝〔静内―苫中央〕2回に前田の先制適時打で2点目のホームを踏む苫中央の日向=13日、とましんスタジアム

 第62回春季北海道高校野球大会室蘭支部予選第6日は13日、とましんスタジアム=苫小牧市=でBブロックの準決勝が行われ、北海道栄が10―2で4校連合、苫小牧中央が8―1で静内を下した。15日に予定されていた駒大苫小牧―大谷室蘭、北海道栄―苫小牧中央の代表決定戦は雨天のため16日に順延となった。

 ▽Bブロック準決勝
静 内
0001000―1
023003X―8
苫小牧中央
   (七回コールド)
(静)矢野、杉本―橘
(苫)齋藤英、斉藤陸―日向
🉂渡邊、高橋、佐藤(苫)
4校連合
2000000―2
420004X―10
北海道栄
   (七回コールド)
(連)村田、登山、村田、田中奏―田中奏、山城
(北)石藏、小原、三橋、山崎―高村
🉂加藤、高村(北)

―苫中央・エース齋藤英、好投光る
 下位打線からチャンスをつくり、静内にコールド勝ちを収めた苫中央。エース齋藤英(3年)が6回1失点と好投した。今大会初戦でも2イニングを無失点に抑えており、安定したピッチングを披露している。
 昨年の秋は背番号10を背負っていた齋藤英は今大会からエースナンバー。「今まで通りではチームを背負って投げられない。一から姿勢を見直し、チームの顔としての覚悟を持って試合に臨んでいる」
 夏の大会のシード権も懸かった代表決定戦に向け、「春に勝てなければ夏も勝てない。今までと変わらず、全員でぶつかりたい」と決意をみなぎらせた。

―道栄、リベンジへ闘志
 道栄は先制点こそ許すも、一回と六回には打者一巡の猛攻を見せ、代表決定戦に名乗りを上げた。先発の石藏は6回2失点でマウンドを降り、七回は小原、三橋、山崎と今大会で登板していない投手が代表決定戦を前にそろい踏み。
 2年生ながら正捕手を務める高村は「今年の投手陣は緊張しやすいタイプが多い。気楽に投げてもらえたら」とストライク先行でリードする。打っては第1打席で2点適時打を放つなど、好調をキープ。決戦の舞台で激突する苫中央は昨年の春に逆転負けを喫した好敵手。高村は「1年越しのリベンジを果たして全道大会に行きたい」と強い闘志を燃やしている

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