苫小牧市双葉町の佐藤コトさん(84)宅のリビング入り口を飾る「緑のアーチ」が、訪問客の目を楽しませている。すくすく伸びた観葉植物のカポックとポトスが天井付近でつながったもので、佐藤さんは「私と一緒に育ってきた。物は言わないが、家で起きた出来事は全て知っているのでは」と目を細める。
カポックは、中国南部から台湾にかけてが原産の植物。37年前、長女の子宝を願い、むかわ町の「鵡川地蔵まつり」の出店で購入したものだ。黄緑と濃い緑色の二色のものは珍しい―と一目ぼれ。当時は30センチほどだったが、2メートルを超えるまでに成長した。
ポトスは熱帯地域原産のツル性観葉植物。東京と日高町に住む孫から15年前、自分たちの就職が決まった記念に―と贈られた。カポック同様、当時は30センチほどだったが10メートル以上もつるが伸びた。高さ1メートルほどになったら大きな鉢に移し替え、支柱を立てて真っすぐに伸びるようにしたという。
それぞれリビングのドアの両脇に置いていたがポトスのつるが壁を伝い、1年ほど前に3メートルほど離れたカポックまで達し、アーチが出来上がった。
「こんなに大きくなるとは思わなかった」と佐藤さん。数十年前から、(天然鉱物)ブラックシリカの水を10日に1度2リットルずつ与えているといい、「私に何かあっても元気でいてね」と話し掛けながら育てているという。
佐藤さん宅を訪れる人たちは「すごいね」「面白いね」と口々に。孫や親戚からは「よく枯らさないね」と誉められているといい「今後も大事に育てていく。私よりも長生きしそう」と笑う。
















