名寄市在住の全盲写真家大平啓朗(ひろあき)さん(43)のトークショーが15日、苫小牧市桜坂町の同町センターハウスで行われた。デジタルカメラを手に国内外を1人で旅したエピソードが披露され、集まった子どもらを魅了した。
桜坂町子ども会・青少年体育部の主催。町内の小中学生が参加した。
山形大学の大学院生だった24歳の時に事故で失明するも、高いコミュニケーション力を武器に一人旅を始めた大平さん。旅先は国内にとどまらず、昨年は11月から50日間かけてドイツ、スペイン、モロッコ、カンボジアなど9カ国24都市を巡った。
トークショーでは、音声ガイドを活用しながら自らパソコンを操作。旅先で撮った写真や動画も交え、ノルウェーでオーロラに遭遇したこと、スペインでの車いすダンサーとの交流などを紹介し「困ったときには手を挙げ、声を上げたら助けてくれる。黙っていては駄目」と述べた。
「1日、目が見えたら何を見たいですか」との質問には、「目が見えなくなってからできた何千人もいる友達の顔が見たいかな」と笑顔で答えていた。
苫小牧日新小5年生の清水あいこさん(11)は「目が見えないのに一人で海外を旅するなんてすごい。自分は北海道から出たこともないので、もっといろな世界を見たくなった」と夢を膨らませていた。
















