苫小牧港を発着するフェリー各社は、大型連休期間(4月29日~5月7日)中の利用状況をまとめた。旅客数は集計中で概略の速報値だが、旅行需要の拡大などを背景に利用状況はおおむね好調。新型コロナウイルス流行前の水準を上回る会社もあった。
苫小牧西港で大洗と結ぶ商船三井フェリー(東京)は4月29、30日の大洗発便、5月3~6日の苫小牧発便がほぼ満船。旅客数は前年比3%減だが、「コロナ前」で連休中の曜日配列が同じだった2018年対比では3~4割増で、同社は「日並びの影響で昨年よりは少し減ったが、コロナ前に戻っている」と話す。
仙台、名古屋航路を運航する太平洋フェリー(名古屋)は4月28~30日と5月6日の仙台発、同5~7日の苫小牧発の便でほぼ満船。旅客数は前年比約2割増、18年比で約3割増で「連休後のコロナ5類引き下げを控え、帰省しやすかったのでは」と分析する。
八戸航路を開設する川崎近海汽船(東京)は、大型連休期間中の序盤、終盤、夜間帯の出発便を中心にほぼ満船。旅客数は前年と比べて2~3割増で、18年比で約1割減まで回復し、同社も「コロナ収束に向けた動きで、旅行しやすい心理が働いた」とみている。
東港と秋田、新潟、敦賀をつなぐ新日本海フェリー(大阪)は、旅客数が前年比3~4割増。5月5、6日各航路ほぼ満船で、同社は「フェリーの定員を減らしたり、コロナ対策で間引いたりと、以前と単純な比較はできないが、肌感覚ではほぼ戻って来ている」としている。
















