第76回北海道高校ソフトテニス選手権大会室蘭支部予選は17日、苫小牧市緑ケ丘公園庭球場で男女別団体戦の決勝リーグが行われた。男子は苫小牧工業、女子は苫小牧東がそれぞれ優勝。苫小牧勢は男子の苫工と苫小牧高専、女子は苫東が全道大会の出場権を獲得した。大会最終日の18日は、男女別ダブルスのトーナメントが行われる。
結果は次の通り。
【団体】
男子
▽順位 (1)苫工(3勝)(2)室蘭栄(2勝1敗)(3)苫高専(1勝2敗)(4)室蘭東翔(3敗)
▽リーグ戦 室蘭栄2―1苫高専、苫工3―0室蘭栄、室蘭栄2―1室蘭東翔、苫工3―0苫高専、苫高専2―1室蘭東翔、苫工3―0室蘭東翔
女子
▽順位 (1)苫東(3勝)(2)登別明日(2勝1敗)(3)室蘭清水丘(1勝2敗)(4)室蘭東翔(3敗)
▽リーグ戦 苫東2―1室蘭東翔、登別明日3―0室蘭清水丘、苫東3―0室蘭清水丘、登別明日3―0室蘭東翔、苫東2―1登別明日
- 苫東 チーム一丸、栄冠つかむ
強豪・登別明日との最終戦を2―1で勝ち、苫東が女子団体で頂点に上り詰めた。優勝トロフィーを取ることを目標に、チーム一丸となって練習に励んできた。昨年の秋以上に実力を付けてきた登別明日戦でも主将の井脇(3年)は「やってやるぞ―という強い気持ちで臨んだ」と語る。
1戦目は落としたものの、2、3戦目と熱い試合展開で優勝をもぎ取った。部員や保護者からの大声援の中で迎えた勝利の瞬間、選手たちは涙を浮かべながら喜び合った。
今年1月に行われた北海道高校新人ソフトテニス大会では、旭川実業に一歩及ばずベスト8に甘んじた。「応援も含め、チーム全員で少しでも上に勝ち進みたい」(井脇)。副主将の中村(3年)も「今度こそ私立高を倒し、全道ベスト4に入りたい」と闘志を燃やした。
-苫工、苫高専 悲願の予選突破
室蘭支部から全道大会に進出する男子団体の3枠中、苫小牧勢は苫工と苫高専が代表権をつかみ取った。
苫工は決勝リーグで1ゲームも落とさずに全勝優勝を果たした。主将の豊田(3年)は「これまでで一番うれしい」と喜びを爆発させた。現体制では支部大会の団体戦で優勝経験がなく、今回こそ―と挑んだ大会だった。大会前に中軸を担う西(2年)が右足のけがで出場できなくなったものの、チーム全体で悲願を達成した。
7月に苫小牧市緑ケ丘公園庭球場で行われる高校総体には、全道2位までが出場できる。冬の新人戦で全道3位だったこともあり、豊田は「今回は決勝まで勝ち進み、地元でのインターハイに出場したい」と意欲を見せた。
決勝リーグ3位で全道大会出場を決めた苫高専。近年は団体戦での全道出場がなかったこともあり、主将の今村(3年)は「練習での努力が実り、応援もよく声を出してくれた。みんなで勝ち取った」と振り返る。続く全道大会に向けては「この調子で力を合わせて頑張りたい」と話していた。




















