苫小牧市は2022年度に実施した空き家実態調査(速報値)の結果をまとめた。市内の空き家数は1722件で、前回調査の5年前と比べて640件増。特に西部地域で増加が目立ち、高齢者が住宅を手放したり、死亡して居住者不在になったりするケースが多いとみられる。市は相談会などを開き、所有者に適切な管理を呼び掛ける。
市は19年3月に市空家等対策計画(19~23年度)を策定し、空き家の発生抑制や適切管理を進めてきた。24年度以降の指針となる2期計画を策定するため、22年7月~23年2月に実態を調査。空き家とみられる家屋を抽出し、調査員が市内8地域で目視の確認を行った。
8地域のうち、西部東が最多の436件(前回比154件増)、次いで西部西が344件(140件増)。西部地域で全体の45・3%を占めた。
この他、中心部は、中央部西が258件(117件増)、中央部中が236件(54件増)、中央部東が176件(39件増)と各10~15%台の割合。
東部地域は、東部東が214件(110件増)で12・4%を占めたが、東部西は55件(27件増)、苫東地域は3件(1件減)だった。
苫東地域を除く7地域で空き家の件数が増加した要因について、市市民生活課は「高齢者が老朽化した住宅を手放したり、亡くなったりして増えたのではないか」と指摘する。
空き家の状態として、危険性の低い順に不良度Aが212件(61件増)、Bが1311件(519件増)、Cが155件(45件増)、Dが44件(15件増)。危険性の少ないAとBで約9割を占めた。
市は空き家の所有者に対し、4月にアンケート用紙を送付。回答結果を分析しており、同課は「今年度、相談会やセミナーを開催し、空き家への関心を高めたい」としている。
空き家に関する問い合わせは、同課 電話0144(32)6303。



















