苫小牧市内で本の読み聞かせを行うサークルなどでつくる苫小牧読み聞かせ文庫活動連絡会(谷口佳子代表)は今年度、創立30周年の節目を迎える。21日、市立中央図書館で30年の歩みを記念した研修会と総会を開き、活動紹介の展示や記念誌の発行といった周年記念事業も決めた。
同会は小学校や保育園、家庭文庫、公共施設などで行われている読み聞かせ活動が読書推進の受け皿として定着することを目指し、1993年10月に発足。会員向けの研修会や交流会、児童文学作家や絵本作家を招いたセミナー、読み聞かせフェスタの開催など、精力的に活動してきた。
研修会には同会メンバーや関心のある市民など約30人が参加。市内柏木町で私設文庫ピッピ文庫を主宰している上田正一さんと涼子さん夫妻が「やっぱり読み聞かせを大切にしたい」というテーマで講演した。
正一さんはデジタル機器の普及や情報技術の向上が進む現代社会において、「現実と仮想現実、事実とうそを見分ける力が必要になっている」と強調。「今のような状況だからこそ、身近な人の対面での読み聞かせが大切なのでは」と話し、本を選ぶポイントや本を身近に感じられる生活のこつなどを伝えた。講演の中では、夫妻による読み聞かせも行われた。
総会では、これまでの歴史をまとめた記念誌を発行するほか、7月から8月にかけて活動を紹介する展示を同館で行うことを決定。周年記念のロゴも作成し、各種活動で積極的に使用していくことも確認した。
















