連合北海道などでつくる北海道高校生平和大使派遣実行委員会(実行委員長・藤盛敏弘連合北海道事務局長)は26日、2023年度の「高校生平和大使」を発表した。上坂芽生(めい)さん(16)=札幌開成中等教育学校4年=と福本響(ひびき)さん(17)=旭川藤星高3年=を選任。2人は道庁で記者会見し、世界平和や核兵器廃絶への思いを語った。
高校生平和大使は、核兵器廃絶と若い世代に平和運動を継承することを狙いにした活動。1998年に長崎の市民団体が開始し、全国に拡大して今年で26年目となる。スイス・ジュネーブの国連欧州本部を訪れ、「高校生1万人署名」を届ける活動を継続。2018年からはノーベル平和賞の候補にもノミネートされ続けている。
道内では13年から毎年2~3人を派遣している。今年は21人の応募があり、面接と作文審査などで北海道として11代目となる高校生平和大使を選んだ。
記者会見した福本さんは「昨年訪れた長崎で被爆者の方から、あなたたち高校生は被爆者の声を直接、下に伝えられる最後の世代と言われた」とし、「被爆者の方の思いや願い、体験した出来事をいろんな世代へ広めていきたい」と抱負。上坂さんも「原爆のこと、戦争のことは全て昔話でもなければ、教科書の話でもないということを伝えたい」と強調し、核兵器は「ただ恐ろしいから駄目という単純な考え方ではなくて、誤って使用されることもあることを世界に伝え、平和を訴えていきたい」と話した。
2人の任期は1年。毎月、署名活動を行うほか、他の都道府県選出メンバーと共に6月9、10日に広島県で行われる結団式に参加。新型コロナウイルスの影響で3年間中止していた国連欧州本部への派遣も、8月14~26日の日程で行う予定だ。
















