ラピダスを力強く支援 北海道バレー構想 産学官の連携強化 鈴木知事会見

ラピダスを力強く支援 北海道バレー構想
産学官の連携強化 鈴木知事会見
「北海道バレー構想」などを説明した鈴木知事=26日午後3時ごろ、道庁

 鈴木直道知事は26日の定例会見で、次世代半導体の国産化を目指すRapidus(ラピダス、東京)が道と連携し、22日に最初の工場を建設する千歳市で開いた説明会について「1400人を超える市民・道民、900人を超える人がライブ配信を視聴し、関心が非常に高かった」と説明。この次世代半導体プロジェクトの成功には「多くの道民の理解と共感を得て進むことが重要」と強調し、「今後もさまざまなターゲットを設定、それぞれの認識レベルに合わせた工夫もしながら、説明や情報発信していきたい」との姿勢を示した。

 説明会でラピダスの小池淳義社長が示した「北海道バレー構想」について、知事は「苫小牧市、千歳市、札幌市、石狩市にかけての一帯をデジタルや再生可能エネルギーを軸につなぐ構想が紹介された」と説明。日本の半導体開発の発信基地になるよう事業を進める構想で、成功に向けて「産学官など関係機関が連携強化を図っていく」と述べた。

 道では10日に次世代半導体戦略室の人員を増員し、「支援体制のさらなる強化を図った」とアピール。千歳市の工業団地「千歳美々ワールド」に建設する「緑に囲まれた工場」の1棟目は今年6月に造成工事、9月に工場建設に着手する計画なことから、「ラピダス、国、千歳市、経済界とも密接に連携し、用地、用水、電気のインフラ整備など多岐にわたる課題に対し、これまで以上にスピード感を持って対応していく」と語った。

 最大の課題とされる半導体産業を支える人材の育成・確保については、「産学官による枠組みの構築に向けた調整が北海道経済産業局を中心に進められている」と説明。経済団体など32機関が参画する「北海道半導体人材育成等推進協議会」を6月2日に立ち上げる。「道としてはこうした取り組みとも積極的に連携し、プロジェクトの実現を力強く支援して道内の半導体関連産業の振興につなげていく」と述べた。

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