第74回北海道高校ハンドボール競技選手権大会兼全日本高校ハンドボール選手権大会北海道予選会室蘭支部大会が25、26日、苫小牧市総合体育館で行われ、苫小牧工業が11連覇を飾った。
大会には5校が出場、リーグ戦で栄冠を競った。全勝対決となった苫小牧工業―室蘭栄は予想通りの接戦にもつれ込み、最後まで攻め抜いた苫工が競り勝った。
苫工、室蘭栄は6月20日から江別市で開かれる全道大会に出場する。
▽順位 (1)苫小牧工業(4勝)(2)室蘭栄(3勝1敗)(3)静内(2勝2敗)(4)苫小牧高専(1勝3敗)(5)室蘭工業(4敗)
▽リーグ戦
室 蘭 栄53―10室蘭工業
苫小牧工業42―21苫小牧高専
静 内12―0室蘭工業
室 蘭 栄49―17苫小牧高専
苫小牧工業38―26静 内
苫小牧高専38―18室蘭工業
室 蘭 栄34―24静 内
苫小牧工業46―10室蘭工業
静 内40―23苫小牧高専
苫小牧工業22―21室 蘭 栄
―苦しみながら全勝V
後半残り1分で同点。勝負どころで粘った苫工が苦しみながら全勝を守った。武田監督は「走り勝ち、ボールへの執着ですかね。ビハインドでも諦めないで戦った選手がよくやりました」と振り返った。
前半の立ち上がり、苫工は積極的に仕掛けてリードを奪ったが、前半は10―14で終えた。後半は焦りからボールが手につかず、シュートミスも目立ったが、しつこくボールを追い掛けて少しずつ流れを引き戻した。最後のシュートをきれいに決めた光瀬(3年)は「いろいろ工夫してシュート狙ってきたけど、最後は冷静に打てた」と笑みを見せた。
武田監督は「相手に合わせることなく、冷静にプレーできるように実戦練習を積んで全道大会まで修正していく」と抱負。今野主将(3年)は「声を出してチームの雰囲気を盛り上げる速攻とディフェンスのチーム。全道でもこの勢いで戦う」と話していた。

















