第76回北海道高校サッカー選手権大会室蘭支部予選会兼全国高校総合体育大会サッカー競技北海道予選会室蘭支部予選会第4日目は26日、苫小牧市緑ケ丘公園サッカー場で決勝が行われ、駒大苫小牧が1―0で大谷室蘭を破って優勝。3位決定戦では苫小牧中央が1―0で苫小牧工業を下した。上位3校は6月15日から札幌市で行われる北海道大会の出場権を獲得した。
大会は23日に開幕。室蘭支部の15チームが出場し競技4日間でトーナメント戦を繰り広げ白熱した試合を展開した。
▽決勝
駒大苫小牧1-0大谷室蘭
▽3位決定戦
苫小牧中央1-0苫小牧工業
ー駒大苫、全員守備で完封勝利
大谷室蘭を下して栄冠に輝いた駒大苫。小野主将(3年)は「とてもうれしい。全国大会に向けてまた一歩進んだ」と笑顔。
前半は苦しい展開が続いたが全員守備で得点を許さず、30分すぎに待望の1点。後半でも積極的な攻めを見せてチャンスをつくるなど収穫ある内容で勝ち切った。
昨年の前回大会は雨天のため大谷室蘭との決勝が中止に。けりをつけよう―と臨んだ一戦で堂々と頂点に駆け上がった。岡崎監督は「新しく攻撃的な戦術を練習してきた。前半は良くなかったが、後半から気持ちを入れ替えたメンバーが見せてくれた」。
強豪そろいのプリンスリーグでもまれてきた駒大苫は守備の成長が著しい。今大会は4試合をこなし、全て完封での優勝。岡崎監督は「無失点で終えられたことは次につながる。全国出場を目指し、さらに上の段階に進んでいきたい」と話していた。
-苫中央、創部以来初の全道へ
苫工との接戦を制し、創部以来初の全道切符を獲得した苫中央。工藤主将(3年)は「全員で勝ち取った出場権」と喜びを口にした。
前半から両者譲らずの試合を展開。後半にシュートのリバウンドを工藤が押し込み決勝点。均衡を破る主将の一撃で初の全道をかなえた。「まずはベスト16を目指して目の前の一戦を大切に戦っていきたい」と意気込みを語った。
ベンチから熱い指示を飛ばしていた船木監督は「4試合とタフなスケジュールの中でよく戦い抜いた。全道への気持ちを前面に出したプレーだったし、諸先輩方の思いをつなげた」と選手らをたたえた。




















