コロナ禍の行動制限が解除され、経済活動が本格化する中、道内でも隠れていた人手不足が顕在化してきた。東京商工リサーチ北海道支社の調査では、道内企業の67・7%が「正社員不足」を訴えている。
正社員不足の内容は、「やや不足している」が53・3%で、「非常に不足している」が14・4%。
企業の規模別では、大企業の66・7%、中小企業は67・8%が「正社員不足」となっている。
一方、非正規社員については、55・7%の企業が「充足している」と回答。正社員と比べると不足感は薄い。
正社員が不足している企業の業種別では、建設業が89・3%で最多。同支社では「労働人口の高齢化や比較的低い給与水準、建設業の需要拡大などがネックとなり、建築士や施工管理者などの有資格者が不足している」と分析している。
これに運送業(77・8%)が続く。観光バスやタクシーなど道路旅客や貨物・物流業者のトラックドライバー、有資格者の充足を求める声が相次いでいる。
飲食、宿泊、娯楽を含むサービス業では64・5%の企業が「正社員不足」と回答。行動制限解除後、客足回復の一方で、徐々に採用難が悪化している。
調査は4月3~11日にインターネットで実施。道内企業229社から有効回答を得た。
















