全道懸け、苫小牧勢奮闘 高体連バドミントン

男子シングルス3位決定戦で強烈なスマッシュを放つ苫南の真壁=1日、栗林商会アリーナ

 第75回北海道高校体育連盟室蘭支部バドミントン選手権大会兼第75回北海道高校選手権大会室蘭支部予選会は1日、栗林商会アリーナ=室蘭市=で男女のシングルスが行われ、苫小牧勢では男子の真壁奏太(苫小牧南高2年)が3位、女子の川口優奈(北海道栄3年)が5位で全道大会(13~16日、小樽市)の切符を手にした。女子ダブルスでは岩間瑞希・滝本梨乃組(北海道栄)が2位で全道進出を決めた。
 北海道高校体育連盟室蘭支部、苫小牧地区バドミントン協会、室蘭地区バドミントン協会主催の大会は5月30日に開幕。28校294個人が出場し、男女ともに個人戦の単複、団体戦の計6種目でそれぞれトーナメント戦を展開し頂点を競った。
 【男子】
 個人戦シングルス
 ▽決勝 土田翔太(室蘭栄)2―0三箇優弥(同)
 ▽準決勝 土田2―0山口侑音(大谷室蘭)、三箇2―0真壁奏太(苫小牧南)
 ▽3位決定戦 真壁2―0山口
 ▽5位 中野友慎(静内)
 個人戦ダブルス
 ▽決勝 土田翔太・三箇優弥(室蘭栄)2―1伊達﨑駿・七條蓮生(室蘭東翔)
 ▽準決勝 土田・三箇2―0中野友慎・下山結太(静内)、伊達﨑・七條2―0毛利倖人・蒲原貫汰(室蘭栄)
 ▽3位決定戦 中野・下山2―0毛利・蒲原
 ▽5位 松本蓮也・山口侑音(大谷室蘭) 
 団体戦
 ▽決勝 室蘭栄3―1室蘭東翔
 ▽準決勝 室蘭栄3―2静内、室蘭東翔3―0苫小牧南
 【女子】
 個人戦シングルス
 ▽決勝 大野花恋(大谷室蘭)2―0澤田彩夏(室蘭東翔)
 ▽準決勝 大野2―0山口陽菜(大谷室蘭)、澤田2―0丹羽乙寧(室蘭東翔)
 ▽3位決定戦 丹羽2―0山口
 ▽5位 川口優奈(北海道栄)
 個人戦ダブルス
 ▽決勝 丹羽乙寧・松下望央(室蘭東翔)2―0岩間瑞希・滝本梨乃(北海道栄)
 ▽準決勝 丹羽・松下2―1髙田結愛・大島梨華(静内)、岩間・滝本2―1板東希咲・澤田彩夏(室蘭東翔)
 ▽3位決定戦 髙田・大島2―0板東・澤田
 団体戦
 ▽決勝 室蘭東翔3―0静内
 ▽準決勝 室蘭東翔3―2大谷室蘭、静内3―2室蘭栄
 ※団体戦男女上位3位、個人戦男子単・複、女子単の上位5位、女子複上位4位が全道切符獲得。

-男子単3位・真壁(苫南)「自分らしい戦い方貫く」
 激闘の末に3位となった苫南の真壁奏太(2年)。「仲間からの応援がサポートになった」と喜んだ。
 準決勝ではスタミナ切れか力を発揮できず。それでも一息入れた3位決定戦では、ミスの少ないプレーでポイントを量産。終始主導権を渡さなかった。
 攻撃的ではなく守りから―。得意とする守りからチャンスをうかがい、一気に攻めるスタイルの真壁は「まずは守って、相手の動きを見ながら空いてる所を狙っていく」。全道に向けて「自分の戦い方で全力を出して一戦ずつ勝ち上がっていきたい」と闘志を燃やしていた。

-女子単5位・川口(道栄) 最後の切符奪取
 5位決定戦で奮闘し、全道への最後の切符をつかんだ道栄の川口優奈(3年)は「準々決勝で攻めにいって負けた悔しさを力に変えた。勝ち切れてうれしいです」と笑顔を見せた。
 優勝を狙っていたがベスト4には進めず。気持ちを切り替えて臨んだ5位決定戦では「吹っ切れたタイミングだった。何も考えずにとにかくバドミントンを楽しめた」と話した。
 大会を振り返り「ショットの精度というより、冷静に試合を運べた部分が多かった。ネット際も落ち着いてできた」。全道では「メンタル面と集中力を大切にして、ベスト8を目指して戦いたい」と意気込みを語った。

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