道教育委員会は9日、いじめの実態を把握する公立学校の「いじめアンケート調査」のインターネットを利用した回答内容が一定の間、2校の在校生や保護者などが閲覧できる状態になっていたと発表した。学校側の入力ミスが原因。道教委はアンケート利用を中止し、9日までに該当する児童生徒に経緯を説明して謝罪した。閲覧履歴が残らないシステムのため、漏えいは把握できないという。
アンケートは札幌市を除く公立の小・中・高校と特別支援学校の児童生徒を対象に年2回実施する調査の1回目。5月下旬から6月上旬にかけて、紙やネットで回答する形式で1500校で行った。
道教委が作成したネットフォームでの回答は201校で実施。回答内容の閲覧が可能だったのはこのうちの2校で、1校は6月1日午後5時半すぎから2日午前11時半にかけて40人分の回答が在校生、保護者の閲覧ができる設定になっていた。設定時の入力ミスが原因という。同校の教員が事態に気付き、道教委に報告した。
もう1校は1日の1時間半ほど、4人分の回答を他校の学校関係者が閲覧できる状態だった。道教委が管理する回答用アドレスを在校生に誤って伝えたことが原因。
学校教育局生徒指導・学校安全課の大槻直広課長は「他人に見られることがないという、いじめアンケートの根幹を揺るがす重大問題」とし「設定マニュアルの見直し、複数人による最終確認、フォーム運用の相談窓口設置などの再発防止に取り組む」と述べた。
















