道産食品輸出額 過去最高1602億円 2022年 円安背景に水産品好調

道産食品輸出額 過去最高1602億円
2022年 円安背景に水産品好調

 道は、2022年の道産食品の輸出額を発表した。円安などを背景に水産物・加工品が好調で輸出額は前年比23・4%増の1602億3000万円となる見通しで、過去最高に。道が「北海道食の輸出拡大戦略・第2期」(19~23年)で掲げる、最終年次の23年の目標額(1500億円)も上回った。

 内訳は、道内の港から直接、海外へ輸出された額が前年比28・4%増の989億3000万円で過去最高。道外港経由分は16・2%増の613億円(推計値)となる見込みで、詳細は今後、精査する。

 道内港分の内訳は、水産物・加工品が前年比35%増の833億円で最多。特にホタテは中国や欧米などへの出荷が大幅に伸び、42・7%増の618億円となり、水産物全体の7割強を占めた。生産量が回復したサケ・マスも加工原料となる冷凍品の輸出が増えて61億3000万円となり、前年に比べほぼ倍増した。

 この他、農畜産物・加工品も前年比31・8%増の62億7000万円となり、好調に推移した。特にタマネギは作柄が回復し、4倍増の13億3000万円と大幅な伸びに。脱脂粉乳の国内在庫低減に向けた官民一体となった取り組みが奏功し、ミルク・クリームも43・1%増の14億7000万円となった。一方、「その他の加工食品」は11・7%減の93億6000万円だった。

 道は今後の展開方向として、
(1)生産の安定化・輸出品目の拡大
(2)商流・物流網の整備
(3)北海道ブランドの浸透・市場拡大
(4)人材育成・輸出支援体制の強化
の4本を柱に取り組みを進める。また、今年度中に24年以降の目標を定めた新たな「北海道食の輸出拡大戦略」を策定する方針だ。

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