火山研究者や行政の防災担当者などでつくる北海道火山勉強会(会長・中川光弘北海道大学大学院理学研究院特任教授)は10日、苫小牧市役所で樽前山の火山活動をテーマにした講演会を開いた。市民ら約100人が参加し、最新の火山研究の知見を共有した。
3人の専門家が登壇し、中川会長は、樽前山の火山活動について「中長期的には活動休止期に移行するだろう」と指摘しながら「溶岩ドーム周辺での水蒸気噴火主体の小規模噴火が散発する可能性は高い」と警戒の必要性を訴えた。
北大地震火山研究観測センターの橋本武志教授は、火山活動の評価技術向上へ、樽前山の地下構造を調査していることを紹介。札幌管区気象台地震火山課の長山泰淳火山活動評価官は、噴火警戒レベルについて樽前山が「1(活火山であることに留意)」であることに触れ、登山時には防災情報を受信できる端末の携帯を呼び掛けた。
市内日吉町の男性(73)は「いろんな観測をしていることを知れてよかった。来年も(樽前山をテーマにした講演会を)やってほしい」と話していた。
















