東胆振中学校体育大会第12回東胆振中学校卓球大会は10、11両日、苫小牧市総合体育館などで男女の団体戦、個人戦シングルスの4部門が行われた。団体戦男子は青翔、女子はウトナイが優勝。個人戦男子は三浦魁斗(啓明3年)、女子は近田彩梨(緑陵2年)が栄冠をつかんだ。
団体戦は男子11校、女子9校が出場。A、Bの2グループに分かれて予選リーグを展開。各グループの上位3校ずつによる決勝トーナメントで頂点を競った。個人戦は男子195、女子106人によるトーナメントを繰り広げた。団体男子上位4校、女子上位5校、個人上位16人が胆振大会(7月1日、室蘭市)の出場権を獲得した。
◇男子
【団体戦】
決勝トーナメント
▽決勝 青翔3―1和光▽3位決定戦 啓明3―1明倫▽2回戦 青翔3―2明倫、和光3―0啓明▽1回戦 青翔3―0沼ノ端、啓明3―1明野
予選リーグ
▽グループA (1)明倫4勝(2)啓明3勝1敗(3)沼ノ端2勝2敗(4)ウトナイ1勝3敗(5)光洋4敗▽グループB (1)和光5勝(2)青翔4勝1敗(3)明野3勝2敗(4)苫小牧東2勝3敗(5)啓北1勝4敗(6)早来5敗
【個人シングルス】
▽決勝
三浦魁斗(啓明)3-0近田蓮(緑陵)
▽準決勝
三浦魁斗(啓明)3-1山田晴太(青翔)
近田蓮(緑陵)3-0唐牛颯汰(青翔)
◇女子
【団体戦】
決勝トーナメント
▽決勝 ウトナイ3―1明倫▽3位決定戦 青翔3―1明野▽5位決定戦 苫小牧東3―1沼ノ端▽2回戦 ウトナイ3―1青翔、明倫3―1明野▽1回戦 青翔3―0苫小牧東、明野3―2沼ノ端
予選リーグ
▽グループA (1)ウトナイ4勝(2)明野3勝1敗(3)苫小牧東2勝2敗(4)啓明1勝3敗(5)光洋4敗▽グループB (1)明倫3勝(2)青翔2勝1敗(3)沼ノ端1勝2敗(4)厚南3敗
【個人シングルス】
▽決勝
近田彩梨(緑陵)3-1丹波瑠菜(啓明)
▽準決勝
近田彩梨(緑陵)3-0大橋茜(ウトナイ)
丹波瑠菜(啓明)3-1富士本璃呼(ウトナイ)
-男子単V・三浦(啓明) 宿敵破り、頂点に
宿敵近田蓮(緑陵)に公式戦初勝利で優勝した三浦。「ずっと負けていた。練習を重ねて勝つことができて達成感が大きい」と喜びを口にした。
決勝では自身のサーブから3球目、近田蓮から返ってくる球にフォアドライブで応じた。「フットワークがうまく、フォア・バックと両ハンドが安定している近田蓮に攻められる前に自分から攻めた」と対策を練って臨んだ。
今大会で感じた課題は「ラリーの際に守りに入り、台から少し離れた後ろからの戦いになってしまうことやドライブの安定性」と話す三浦。狙うは胆振大会での優勝。「順当にいけば、苫小牧のライバルが上がってくる。強敵だけど全力を出して優勝したい」と意気込みを語った。
-女子単V・近田彩(緑陵) 再起の一戦「力出せた」
近田彩がライバル丹波を下し栄冠。「力を出せた。優勝できてよかった」と笑顔を見せた。
持病により昨年11月から約半年間練習がほとんどできず、不安を抱えながら挑んだ大会。決勝ではラリーが強い丹波を相手に、得意のドライブでブロックを崩す攻撃的な戦いを展開した。
左ハンドの近田彩はコースを正確に狙い、回転をかけたサーブで攻めて得点を重ねた。「競技を思うようにできない期間が長かったけど、少しずつ回復して感覚も取り戻せてきた」と大会を振り返った。
目指す全国出場へ、まずは胆振大会。「緊張せず普段通りの試合ができれば結果はついてくると思う。自分の力を発揮して優勝したい」と闘志を燃やしていた。




















