北海道海外悪性伝染病警戒本部幹事会が13日、札幌市内で開かれた。今季(2022年シーズン)は、国内の野鳥監視が昨年10月以降5月中旬まで最高の「対応レベル3」(監視強化)が続く中、道内では高病原性鳥インフルエンザウイルスが多発。家きん飼養農場で過去最多の5件、約151万羽の疑似患畜を殺処分した事態を踏まえ、来季(23年秋~24年春)に向けて各農場の防疫計画の点検と見直し、各振興局が防疫訓練を実施することを確認した。
道農政部の野崎直人食の安全推進監は「来季もリスクが高い状況が続くと想定される。直近の状況を情報共有し、関係者が連携を強化した態勢づくりを」と呼び掛けた。
今季の国内高病原性鳥インフルエンザウイルスは84事例(うち道内5事例)発生、約1771万羽(うち道内約151万羽)の疑似患畜を殺処分した。道内の家きん飼養農家では、22年10月に厚真町(約17万羽)、11月に伊達市(約15万羽)で発生。千歳市で3月28日(約55万8000羽)、4月3日(約39万羽)と同月7日(約31万羽)と相次いだ。国内、道内とも発生、殺処分数が過去最多となった。
また道内の野鳥は39例、キツネから2例の高病原性鳥インフルエンザウイルスを確認。道は11月と3月に緊急消毒命令を発出するなど、1シーズンで2度発令の深刻な事態となっている。
会議では来季に向け、防疫対応マニュアルの改定を進めていることが説明された。効率的な防疫措置を行うため、農場の規模や鶏舎構造の点検を行い、作業動線や必要動員数を再設定した防疫計画の作成を求める。
















