苫小牧市は今年度、市民のボランティア活動に対し換金可能なポイントを付与する「介護支援いきいきポイント事業」の登録対象を、従来の65歳以上から40歳以上に引き下げた。より多くの若い世代に地域活動への参加を促し、住民同士の支え合いの輪を広げたい考え。7月からはポイント付与対象となる活動も拡大し、一層の事業充実を図る。
同事業は、市独自の介護予防策として2012年にスタート。市社会福祉協議会のボランティアセンター(ボラセン)が受託している。
研修を受け、ボランティア登録した市民がボラセンの紹介で介護施設や個人宅を訪れ、会話や趣味の相手、外出支援、レクリエーション、介護予防教室の手伝いなど指定された奉仕活動を行うと1時間当たり1ポイントが付与される。1ポイントは後に100円に換金できる。
市介護福祉課によると、当初は生きがい創出やボランティア自身の介護予防に―と65歳以上の市民を対象としていたが、登録者の高齢化が進行。若いうちから介護予防に関心を持ってもらおうと、事業の対象年齢引き下げを決めた。
さらに7月からは、市が普及に努めるシルバーリハビリ体操の指導士資格を持つ市民がボランティア登録し地域で指導した場合も、ポイント付与の対象とする方針だ。
同事業への登録者数は、今月5日時点で282人。ボラセンは事業の担い手確保へ6月、8月、10月に登録研修会を開く。初回は28日午後1時半から、市民活動センターで開催予定。個別の依頼に応じて地域に出向く、臨時の登録研修会も随時実施していく方針だ。
コロナ前、換金されたポイント数は年間3000~4000ポイントで推移していたが、20年度以降は大きく落ち込み、昨年度は1835ポイントだった。
ボラセンの担当者は「今年度に入り、少しずつ事業への問い合わせが増えている」と指摘。「若い世代に働き掛けて登録者を増やすのと同時にニーズの把握に努め、事業の利用促進につなげていきたい」としている。
事業に関する問い合わせ、研修登録会の申し込みはボラセン 電話0144(84)6481。
















